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オノ・ナツメ×福田里香×ナタリーストア「フード理論」グッズ フィクションでよく見かける「食べものシーン」を、日常づかいのアイテムに

2017年8月1日でナタリーストアが開設5周年を迎えます。それを記念し、ちょうど5年前の同日に発表をした「フード理論」グッズを復刻いたします。福田里香さんの単行本「ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50」(略称:ゴロ食)をテーマにしたオリジナルグッズは、発表当初本当にたくさんの反響をいただき、5年経った今でも再生産のお問い合わせを受ける当ストアのヒット商品です。復刻の申し出をご快諾してくださった福田里香さん、オノ・ナツメ先生、出版社の皆様に感謝し、1点1点丁寧に復刻してお届けいたします。

  • Tシャツ
  • マグカップ
  • 丸皿セット
  • 角皿セット
  • わいろセット

制作上の都合により、ぽち袋は復刻いたしません。

こちらはお待たせ商品です。ご注文からお届けまでお時間をいただきます。

注文受付期間:2017年8月1日(火)〜8月15日(火)

2017年9月中旬より順次お届け予定

※限定数量に達し次第終了
※生産の都合により前後する場合があります
※お待たせ商品ではない商品と同時購入(同じカートでご注文手続き)されますと、商品が揃い次第まとめての発送となりますのでご了承ください。

フード理論とは

お菓子研究家の福田里香が提唱する、フィクションの登場人物の関係性を、フード=食を主軸に解き明かす理論。「善人は、フードを美味しそうに食べる」「正体不明者は、フードを食べない」「悪人は、フードを粗末に扱う」のフード3原則を掲げ、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」ほか各方面で反響を呼んだ。またフィクションにしばしば登場するお決まりの食の場面を「ステレオタイプフード」 と名付け、そこに込められた意味や隠れた真相を読み解いていく。この「ステレオタイプフード」50シーンにオノ・ナツメが挿絵をつけた単行本「ゴロツキはいつも食卓を襲う フード理論とステレオタイプフード50」は、太田出版より好評発売中。

イラスト:フード3原則

商品化への道のり

(2012年に公開した内容をそのまま掲載いたします)

ゴロツキはいつも食卓を襲うの表紙

お菓子研究家のかたわらマンガエッセイの執筆でも知られる福田里香さんと、コミックナタリーの編集長の唐木元は、かねてからのマンガ友だち。4月のある日、唐木が電話で相談しました。「こんど物販部門を立ち上げようと思うんだ。縁あるアーティストの人たちとグッズを開発して売るの。マンガ家だったら誰がいいかな」。

すると福田さんから思ってもみない返事が。「そういえば今度出す本、オノ・ナツメさんが挿絵なんだけど、めちゃくちゃ素敵だよ。オノさんがお手製で作ったのし袋とか普通に売ってたらうれしいかも」。「!!!」と閃いた唐木はさっそく単行本の編集を手がけた太田出版(当時)の上村晶さんに連絡を取り、プロジェクトはスタートしました。

オノさんの「賄賂用ぽち袋」

オノさんが自分用に作っていたのは、賄賂を差し出す越後屋をあしらったぽち袋。現金を包むぽち袋に贈賄シーンのイラストをあしらうとは、なかなかパンチが効いています。大胆なトリミングはさすがプロの仕事。これをベースにバリエーションを付けたセットを、記念すべきひとつ目のアイテムに決めました。

せっかくの初プロジェクトです。ひとつと言わず、5アイテムくらい作りたい――結成されたばかりのストアチームは、さっそくイラストとアイテム選びに取りかかりました。オノさんの「賄賂用ぽち袋」に倣って、描かれたシーンとアイテムの内容が噛み合っていることが、選定の基準です。

商品会議の様子

あっという間に季節は変わり、蒸し暑い7月のある日。太田出版の会議室で、関係者が一堂に会する開発ミーティングが開かれました。オノさん、福田さん、上村さんのゴロ食チームに、イラストとアイテムの組み合わせを提案するのです。ナタリーからは唐木、北村、福島のストアチーム。緊張の初プレゼンが始まります。

子供にも等しい自作があしらわれるのですから、著者おふたりの視線は真剣。話題はイラストの選びから素材のグレードまで多岐にわたりました。「風呂敷はちりめんよりシャンタン(平織り)のほうが使いやすくない?」「Tシャツの襟ぐり、広いのがいいな」。仕様のすみずみまで思い入れを込めた、5つのグッズをご覧ください。

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アイテム紹介

袖を通して並んで歩けば、ふたりは仲良し 復刻

画像はイメージです。

使用イラスト

ポップコーンキャッチ
Tシャツ 投げ/受け

2枚セット4,000円(税別)
2,362円(税別)

ポップコーンキャッチTシャツ<2枚セット>

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ポップコーンキャッチTシャツ<投げ>

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ポップコーンキャッチTシャツ<受け>

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シーン04「少年がふたり並んで、食べ物を分け合ったら、それは親友の証。ポップコーン キャッチをしていたら、なおよし」のイラストをあしらったTシャツです。ポップコーンを投げ受けするふたりを、2枚のTシャツに別々にプリントしました。

イラストよろしく親友どうし着るもよし、カップルでも着られるよう、レディースサイズも用意しました。メンズはXS〜XLサイズでスタンダードなボディ、レディースはS、M、L、XLの4サイズで襟ぐりの広いタイプです。カラーは<投げ>がメンズ、レディースともにヘザーグレー。<受け>はメンズがホワイト、レディースがオートミールとなっております。

作者からのコメント

オノ「イラストを真ん中に置くんじゃなくて離したほうが、放り投げてる感じが出ますね」

福田「私、バンドTって襟がギュッとしてて着れないの。ゆるっとしたパターンがあったらうれしい」

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フィクション界の統一理論を卓上に 復刻

画像はイメージです。

フード3原則マグカップ

1,219円(税別)

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フード理論の中核をなす、「善人は、フードを美味しそうに食べる」「正体不明者は、フードを食べない」「悪人は、フードを粗末に扱う」のフード3原則をあしらったマグカップです。

250ccは入るたっぷりサイズの磁器製のマグカップに、表面にはフード3原則を表すイラスト、裏面には3原則の英訳が入ります。食卓で、リビングで、オフィスでも、フィクションと向き合うときのお供にどうぞ。

使用イラスト

作者からのコメント

オノ「オフホワイトで暖かみのある陶器と、白く硬質な磁器。一瞬迷ったけど、この絵をあしらうなら磁器の質感がマッチしていると思います」

福田「本を代表するイラストなので、メジャー感あるアイテムにあしらいたいな」

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食が進むイラストをあしらった丸皿コンビ

画像はイメージです。

食いしん坊な9インチ
プレートセット

2,743円(税別)

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シーン08「失恋のヤケ食いはいつも好物」とシーン22「イタリア料理店ではいつも間抜けなことが起きる。スパゲティの大皿をかかえたウエイターが来たら逃げろ」のイラストをプリントした丸皿2枚セット。マグカップ、角皿と同じく、素材には磁器を選定しました。パスタを盛るにもデザート皿にも最適な9インチ(22.8cm)サイズです。

使用イラスト

作者からのコメント

オノ「このふたつのイラストは、食いしん坊つながり。食べることでハッピーな気持ちがもたらされるイメージで選びました」

福田「ペアで使ってもらえたら、楽しげな食卓が盛り上がりそうな絵柄。食べ終わると絵が出てきてクスっとしてもらう趣向です」

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角皿にはビターでアダルトな絵柄をチョイス

画像はイメージです。

ビターなスクエア
プレートセット

2,839円(税別)

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シーン30「煙草を手放さないひとは、心に秘密を抱える傍観者だ」とシーン50「極悪人は食卓を慇懃無礼に扱う」のイラストをあしらった角皿の2枚セット。マグカップ、丸皿と同じく、素材には磁器を選定しました。使い勝手のよいサイズ感で、料理はもちろん、絵柄どおりにデザートを盛るのにもぴったりです。

どちらも煙草を手にした中年キャラが登場し、しかも謎めいた男と極悪人という、なかなかにビターなカップリング。渋い男性を描かせたら三国一と名高いオノさんの魅力が炸裂したアイテムです。

使用イラスト

作者からのコメント

オノ「煙草の出てくるイラストを食器にあしらうのは勇気が要りました。そのミスマッチ感を楽しんでいただけたら幸いです」

福田「これはもう、オノ・ナツメファンは買わないわけにいかないでしょう。私も自腹で2セット買って、1セットは飾って眺めます!」

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作者紹介

福田里香

マンガのイメージをお菓子にしたレシピ&フード評論本「まんがキッチン」(アスペクト)の出版をきっかけに、マンガ関連の仕事が増える。著書に「児童文学キッチン」(共著/講談社)、「まんがキッチンおかわり」(太田出版)など。新刊に「季節の果物でジャムを炊く」(リットーミュージック)がある。

オノ・ナツメ

2003年、COMIC SEED!(ぺんぎん書房)にて「LA QUINTA CAMERA」でデビュー。ヨーロッパの雰囲気を上手に切り出した、小粋でアンニュイな人間模様を描き人気を博す。2009年に「リストランテ・パラディーゾ」、2010年に「さらい屋五葉」、2017年に「ACCA13区監察課」がそれぞれテレビアニメ化。2015年と2016年には「ふたがしら」を原作としたテレビドラマもオンエアされた。2017年現在、ウルトラジャンプ(集英社)にて「レディ&オールドマン」、モーニング・ツー(講談社)にて「ハヴ・ア・グレイト・サンデー」、月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)にて「ACCA13区監察課 P.S.」などを連載中。そのほかの著書に「つらつらわらじ」「GENTE(ジェンテ)」「逃げる男」「COPPERS」「子連れ同心」などがある。