「子供が書いた台本をプロがよってたかって演劇にすることはできないだろうか?」という野田秀樹さんの発案をもとに、ハイバイの岩井秀人さんと森山未來さん、そしてシンガーソングライターの前野健太さんが繰り広げる「コドモ発射プロジェクト」。この3人が子供たちのアイデアをもとに作り上げた演劇作品「なむはむだはむ」が、兵庫でのワークインプログレスを経て、2月18日から東京芸術劇場で上演されます。
ナタリーストアではこれを記念してオリジナルグッズを制作。舞台は予想のつかない子供の発想に言葉と身体、歌で応えた岩井さん、森山さん、前野さんのプロジェクトでしたが、こちらはナタリーストアが3人の“ヒラメキ”に全力で挑む、グッズ化プロジェクトです。
ITEM LINEUP
- こちらはお待たせ商品です
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お届け時期:2017年2月下旬より順次お届け予定
- ※この商品は東京芸術劇場の物販ブースでもご購入いただけます。
- ※限定数量に達し次第販売終了
※生産の都合によりお届け時期が前後する場合があります
前野健太さんプロデュース、“空のともだち”にコドモ心を書き留めろ コドモ発射プロジェクト×ツバメノート
普段からツバメノートを愛用している前野健太さんのリクエストから生まれた1冊。表紙には、ツバメを連想させるお題「空のともだち」をテーマに、子供が描いてくれたイラストを活版印刷でプリントしました。デザインは松田洋和さん。前野さんの熱い思いが込められた特別なノートに、大人も子供もあふれるアイデアを書き留めてみては。
463円(税別)
素材:ツバメ中性紙フールス(フールス紙)
サイズ:18.2×25.7cm(B5サイズ、A罫8ミリ28行30ページ)
前野健太 僕は単純な言葉がいいかなと思って「空のともだち」に。自分が思ったものと違う絵が来るんだろうなと思ったけど、(子供の画は)割と予想通りだった(笑)。でもいいなと思ってます。僕はポケットに入るような小さいツバメノートを普段から使ってるんだけど、黒澤明さんがずっと使ってたというのをどこかで見て、真似しようと思って使い始めたら、紙がいいんですよね。それに、ツバメノートっていろいろなコラボをしてるからいつかやりたかったんです。今回実現してよかった。表紙に「なむはむだはむ」って入ってるの、最高です。
Designer|松田洋和(マツダヒロカズ)
1985年生まれ。2008年 武蔵野美術大学卒業。2011年より、イラストレーター田渕正敏と「へきち」としても活動中。
親子で着れる、森山未來さんの直筆イラストコラージュ コドモ発射プロジェクト パーカー
上演テキスト「ガイコツ!!」をモチーフにした森山未來さんの直筆画をもとに、コラージュアーティストの大野彩芽さんが血管や細胞のイラストをあしらい、ガイコツが「心臓……心臓……心臓がほしい」とさまようシーンを連想させるデザインにしました。腕の部分には骨のプリントも。キッズサイズとアダルトサイズの2種ご用意したので、親子ペアでも着ていただけます。
キッズサイズ 4,630円(税別)
アダルトサイズ 5,093円(税別)
【キッズサイズ】
素材:綿80%、ポリエステル20%
サイズ:110cm
カラー:グレー
【アダルトサイズ】
素材:綿52%、ポリエステル48%(表面 綿100%)
サイズ:フリー(Mサイズ相当)
カラー:グレー
森山未來 夏に子供たちと物語を書くワークショップを行った際、子供たちのお話が迷走したり枝葉に分かれたりと、“迷路感”があったので(テーマは)「しぜんなめいろ」にしました。どんなふうに描いてもらってもよかったんだけど、結局最初に自分が描いたものが一番迷路感があったので(笑)、自分の画になりました。イラストについては、もともとの画にコラージュ感があるので、それをさらに分解してコラージュするのは、デザイナーさんにとってやりづらい作業だったろうなと思います。着やすいものになっていればいいですね。
Designer|大野彩芽(オオノアヤメ)
2008年多摩美術大学大学院グラフィックデザイン専攻修了。コラージュ作家、デザイナーとして書籍・広告・音楽関係へのアートワーク提供、プロダクトのデザインなど多方面で活動中。著書に「Cut, Paste, Collective」(ビー・エヌ・エヌ新社)
観劇後に「ニヤリ」となれる岩井秀人さんの描き下ろし コドモ発射プロジェクト ステッカー
上演テキスト「ガイコツ!!」に登場するモチーフ「ガイコツ」「左腕をとった赤ちゃん」「ポーキー」を、岩井秀人さんが描き下ろしたイラスト3点。そして横井もも代さんがデザインした「コドモ発射プロジェクト」ロゴ、計4種をプリントした、15cm×16cmのカラフルなステッカーシートです。背景はクリア仕様。パソコンやスマホ、ギターなどお好きなところに貼っていただけます。観劇後は各モチーフのエピソードを思い出して「ニヤリ」としていただけること請け合いです。
556円(税別)
素材:透明テトロン38μ(光沢)
サイズ:15×16cm
岩井秀人 自分が描いた画がステッカーになるのって、小さいころから夢だった気がするのでうれしいです。パソコンに貼りますね。あと、うちの娘のランドセルとかに(笑)。
森山 僕はポーキーもいいけど赤ちゃん(の画)がいいな。
前野 ラジオに貼ろうかな、俺小型のラジオ持ってるから。
岩井 画はそれぞれ、子供たちが書いた物語の1つからイメージして描かれたものなので、実際に舞台を観た方なら「あ、あの話の画だ」って感じてくれると思いますね。
前野 ロゴもいいから、グッズを見てぱっと舞台を思い出してくれるといいですよね。
Designer|横井もも代(ヨコイモモヨ)
1996年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科在籍。
撮影:moco.(kilioffice)
コドモ発射プロジェクト「なむはむだはむ」
2017年2月18日(土)〜3月12日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
原案:こどもたち
つくってでる人:岩井秀人、森山未來、前野健太
そもそもこんな企画どうだろうと思った人:野田秀樹
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岩井秀人(イワイヒデト)
1974年東京生まれ。劇作家、演出家、俳優。2003年にハイバイを結成。2007年より青年団演出部に所属。東京であり東京でない小金井の持つ「大衆の流行やムーブメントを憧れつつ引いて眺める目線」を武器に、家族、引きこもり、集団と個人、個人の自意識の渦、等々についての描写を続けている劇団ハイバイの主宰。2012年にNHKBSプレミアムドラマ「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞、2013年「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。代表作に「ヒッキー・カンクーントルネード」「おねがい放課後」「て」。
森山未來(モリヤマミライ)
5歳からダンスはじめ、いくつかの舞台出演を経て、15歳で『ボーイズ・タイム』で本格舞台デビューを果たす。ドラマ『ウォーターボーイズ』(2003)などで注目を集め、2004年には映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の主人公役で好演。日本アカデミー賞はじめ数々の新人賞を総なめして話題を呼んだ。演技力とともにダンス、歌唱力も定評があり、舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍中。
前野健太(マエノケンタ)
1979年生まれ、埼玉県出身。シンガーソングライター。2007年に自主レーベルよりアルバム「ロマンスカー」をリリースし、デビュー。2009年、ライブドキュメンタリー映画「ライブテープ」(監督:松江哲明)で主演を務める。同作は第22回東京国際映画祭の「ある視点部門」でグランプリを受賞。2011年にも同監督の映画「トーキョードリフター」で主演を務める。同年、第14回みうらじゅん賞を受賞。近年はFUJI ROCK FESTIVALをはじめ大型フェスへの出演や、岡田利規作・演出「わかったさんのクッキー」への楽曲提供、文芸誌でのエッセイ連載、小説執筆など、活動の幅を広げている。アルバム最新作はジム・オルークをプロデューサーに招いた「ハッピーランチ」(2013年)。2014年にはライブ盤、2015年にはCDブック「今の時代がいちばんいいよ」を発表。2016年末に主演を務めた「変態だ」(企画・原作:みうらじゅん、監督:安斎肇)が公開された。