──THE BAWDIESの皆さんはフィギュアにはもともと興味はありましたか?
ROY(Vo, B) はい。かつてはThe Beatlesもフィギュアを出してたし、自分たちのフィギュアを作ることに対する憧れはずっとあったんですよね。
TAXMAN(G) 新しいグッズを作るときにいつもフィギュアがアイデアとして挙がるんですけど、作るのに時間がかかるし、なかなか難しくて。
MARCY(Dr) The Beatlesだったら「Yellow Submarine」(※The Beatlesの同名アルバムと連動した1969年公開のアニメ映画)があって、アニメのキャラクターだからフィギュアになったんだろうけど、俺らはなかなか作るきっかけがなくて。
──今回は満を持して、2度目の武道館公演にあわせてフィギュアが制作されることになりました。
ROY うれしさの度合いは、JIMさん見れば一目瞭然ですよ。さっきからずーっとサンプル(のフィギュア)を触ってますからね(笑)。
JIM(G) 本当にフィギュア好きなので、この企画はうれしいですね。僕のフィギュアの入り口は「ミュータント・タートルズ」だったんですよ。そこからアメコミ系とか「スター・ウォーズ」シリーズのフィギュアを集めて遊んで。あと年齢を重ねると、どっちに転ぶかで迷うんですよね。コレクターになるのか、それとも箱から出して動かして遊ぶのか……。で、フィギュアで遊びたいという思いと、箱から出したくないって気持ちが交錯する。だからホントに好きなヤツは2体買います!
TAXMAN 僕は遊ぶ派だったんですが、コレクターになって。でも置き場所がないし、キリがなくなっちゃって1回卒業して。いまだに店に行くと欲しくなっちゃうんで、あんまり見ないようにしてますけど。昔は中野に行って「ルパン三世」のフィギュアとか買ってたなあ。
JIM 2人で秋葉原にも行ったよね。2人して「俺ら秋葉原で一番ロックだぜ」って革ジャンで決めて行って……。
TAXMAN でも紙袋の中身はフィギュアでね。
ROY というくらいにフィギュアに思い入れがあります(笑)。
──今回は「brokker」さんとのコラボフィギュアになるんですが、メンバーの皆さんが楽器付きでデフォルメされています。
ROY このフィギュアは楽器が持ち替えられるのがいいよね!
JIM そうそう。腕の関節や膝が動くのがいいし。あと顔もこんなに小さいのに、それぞれちゃんと似てるんですよね。
brokkerスタッフ はい。また楽器のデザインには特に力を入れましたね。特に色とかボディのハゲ具合とか再現できたらなと思って作りました。
JIM 細かいところまで再現してくれたのはホントにうれしいですね。普通に売られてるギターのゴールドトップはキレイなんですけど、僕のはビンテージギターだからちょっとくすんでたり、緑がかってたりしてて。そういうところも忠実に再現してくれてる。
TAXMAN ROYのベースの色は再現するのすごい大変だったろうね。
ROY そうだね。フィギュアで形にしてもらったからには、本物のベースがこれ以上ハゲないようにしないと(笑)。
TAXMAN 最終的にフェスセット作りたいよね。Hi-STANDARDのフィギュア(※「brokker」の第1弾フィギュアとして2014年12月に発売された)もあわせて、ドリームチーム組んだりね。フィギュアってカスタマイズする喜びがあるのがいいよね。
JIM (横山)健さんの横に立ったり、健さんのギター持ったり……。
MARCY いいなあ、みんな楽器交換できて。俺、ドラムセットないもん。
brokkerスタッフ 次回THE BAWDIESのフィギュアを作るときは、ぜひロゴ入りのドラムセットを作りましょう!
MARCY ぜひ!
ROY 購入してくれた方にはぜひ大切にしてほしいですね。バンドを愛してる方はもちろん、フィギュアが好きな人にも手に取ってもらいたいです。本当に僕らも満足できる出来映えなんで。
brokkerスタッフ ファンの方に「THE BAWDIESが家にいる感覚」を味わってもらえたらなと思います。レコードやCDの前に飾ってもらって、自分のスタイルで楽しんでもらいたいですね。
──フィギュア企画が始動するきっかけとなった武道館公演も間近に迫っています。最後に2度目の武道館公演に向けての意気込みを聞かせていただけますか?
ROY 最初の武道館は無我夢中で、何がなんだかわからない状態で緊張しながらステージに上がった記憶があるんですが、今回はいい意味で武道館のステージに立っても、どしっと構えていられる気がしてます。「これがTHE BAWDIESなんだ」っていうステージができると思ってますので、楽しみにしていてください!