hide Leather Line Parka
Gray×Black×Yellow,All Black
44,000円 (税込)
詳細を見る
hideが「ROCKET DIVE」のリリース時に着用し、彼を代表する衣装となったラインパーカーに、ライダースのエッセンスを掛け合わせました。テキスタイルはオリジナルで使用されていたナイロンから、シンセティックレザーへ大胆に変更。本革と遜色ないシボや質感を持ちながら、滑らかな光沢がエッジのあるビジュアルに仕上がりました。軽量性や水への強さもPU素材ならではのメリットです。オリジナルの隠れた名作ディテールである後ろ身頃のポケットも再現しながら、袖口はライダースライクなジップをあしらってよりロックテイストの漂う佇まいを演出。シルエットはタイトなフィッティングとなっていたオリジナルよりもやや身幅を広めに設け、現代的なものにアップデート。仕上げに胸元にはhideロゴを刺繍であしらっています。
hide Reversible Ska Jumper
Black
38,500円 (税込)
詳細を見る
数々のスカジャンパーをリリースしてきたglamb。2021年に続き2度目となるhideコラボレーションでは、横須賀出身であるhideへのオマージュが込められたリバーシブル仕立ての1着が発表となりました。表面はモノトーン配色を基調にしながら、リブ部分にあしらわれたのはhideのキーカラーであるピンク。胸元にあしらわれた刺繍ロゴは、ソロ活動中期(1995年〜1997年頃)にメインで使用されていたhideロゴを採用。その理由は裏地にあります。身頃を反転させると現れるのは1996年に行われた2ndソロツアー「PSYENCE A GO GO」の際に撮影されたライブフォトとオフショットの数々。リバーシブルとなった表裏は両A面と呼ぶにふさわしい仕上がりです。ボディはトレンドに捉われず着用できるレギュラーシルエット。ラグランスリーブの肩回りは、着る人の肩に馴染みやすく、ユニセックスでの着用にもピッタリです。
hide Check Cardigan
Black,Pink
24,200円 (税込)
詳細を見る
hideを代表する衣装の一つであるチェック柄スーツのセットアップ。glambとhideの2回目となるコラボレーションにあたり、その柄使いをglambが巧みなニットワークによってカーディガンへと再構築した1着です。glambは6色もの色糸を使用した緻密なジャガードによってニットへ変換。素材の持つ起毛感もオリジナルの見事な配色に新たなニュアンスを加えます。さらに商品にはオリジナル缶バッジ2点を付属。着脱によるカスタムもご提案します。シルエットはややゆとりをもったオーバーサイズシルエット。男女問わず、またオンオフ問わずに着用しやすいボディとなっています。
hide 1996 Tour SH
Black
22,000円 (税込)
詳細を見る
今なお老若男女を魅了してやまないhideの佇まいを、1枚のシャツの中に結集した1着。身頃にあしらわれた写真は、1996年の2nd ソロツアー「PSYENCE A GO GO」時に撮影されたもの。ステージ上の姿に加えて、バックステージや移動の姿も収めた物語性のある総柄となっています。ボディはトレンドを問わず着用できるレギュラーシルエット。テキスタイルは落ち感を備えたエステル生地を使用し、袖を通せばglambの美学を感じさせる色気の漂う輪郭を形作ります。
hide Vintage Long Sleeve T
White,Black
11,000円 (税込)
詳細を見る
時代を超えたロックアイコンであるhideの存在を、架空のヴィンテージTシャツというコンセプトで表現したhide Vintage Long Sleeve T。オープンエンド糸を素材に使用、ざらりとした肌触りとオーバーサイズがアメリカンテイストを漂わせるボディにあしらったのは1996年に撮影されたhide。hideを撮り続けた世界的に活躍するカメラマン 管野秀夫氏が撮影した写真を元に、glambが描いたグラフィックは一般的なプリントよりもさらに精緻に柄を表現するハイメッシュのシルクスクリーンによってヴィンテージに見られる擦れを巧みに演出。アームとバックスタイルにも本人にちなんだメッセージをプリントし、四方から迫力のある佇まいにまとめています。
hide Loudspeaker T
White,Black
11,000円 (税込)
詳細を見る
glambが得意とするリメイク調の技法を用いてhideの姿を刻んだhide Loudspeaker T。1994年に行われた1stソロツアー「HIDE OUR PSYCHOMMUNITY〜hideの部屋へようこそ〜」時のポートレイトの上にあしらわれたのは、ソロ1stアルバム「HIDE YOUR FACE」、その後発表されていく2ndアルバム「PSYENCE」、3rdアルバム「Ja,Zoo」のタイトル。それぞれのテープはボディと別布で用意し、本体に縫い付けるという丹念な工程で表現しました。ボディはアメリカンスタイルのフィッティングを楽しめるオーバーサイズ。トレンドに捉われず末永くご着用いただける1枚です。
金子ノブアキ、秋元梢から見た「hide」
──今回はhide × glambアパレル第2弾のモデルとして金子ノブアキさんと秋元梢さんに撮影に参加していただきました。
金子ノブアキ 楽しかったです。秋元さんと会うのはひさしぶりですよね。
秋元梢 ラジオ番組でご一緒したのが2015年なので、本当にひさしぶりですね。それ以外の撮影のお仕事で名前が並ぶことはありましたけど、こうやって一緒に撮影したのは初めてです。ラジオのときに「やっと会えましたね」なんて話をしましたけど、今回は「やっと仕事で一緒になりましたね」っていう(笑)。
──お二人がhideさんに影響を受けているということで今回のモデルへのオファーに至ったのですが、改めてhideさんを初めて知ったときの衝撃や、hideさんの印象について聞かせてください。
秋元 私は今35歳なので、リアルタイムでhideさんを好きだった人とは少し世代が違うんですよね。でも亡くなられたときの衝撃がすごく強くあって、当時はそこまで詳しくないアーティストなのにとてもショックを受けたことを覚えています。実家が(葬儀の行われた)築地本願寺に近いので、うちの近所のお花屋さんからも「花がなくなった」みたいな話を聞きました。でもhideさんをhideさんと認識したのは亡くなったあたりからで。小学生のときかな、ゲームセンターのクレーンゲームの景品にhide人形があったんです。そのときは“あのhideさん”とhide人形がイコールになっていなかったんですけど、「何この人形、カッコいい!」と思って、がんばって獲ったんですよ。のちに点と点が結ばれて、「あれがhideさんだったんだ!」と気付いて、そこから知っていったという。物心がついた頃にはもう実際のhideさんを自分の目で見ることができない存在だったこともあって、映像や写真などをとにかくたくさん観ました。架空の存在というか“伝説の人”みたいな感覚があったので、本当にこの世界にいたのかを確かめるという意味でも。hideさん以上に「好き」と言う存在は、もうこの世に現れないと思っています。そのくらい唯一無二の存在です。
金子 いわゆるX(のちのX JAPAN)で始まる90年代のヴィジュアル系シーンがものすごい盛り上がりを見せていた頃、僕はヴィジュアル系とは真逆と言ってもいいぐらいのストリート系のバンドカルチャーの中にいました。でもhideさんがソロで活動し始めたときもそうだし、洋楽に根ざしたジャンルのバンド・zilch(1996年にhideによって結成された多国籍バンド)が出たときもそう。面白いことをやろうとしていることが伝わって、共感を生みやすい存在だったんだなって。僕は地元が下北沢なんですけど、当時の我々のような路地裏の子供たちにも響いてましたから。僕は中高生の頃からバンドをやっていて、RIZEでデビューして2006年には「ピンク スパイダー」をカバーさせていただきました。ミュージックビデオを丹修一監督(hide with Spread Beaver「ROCKET DIVE」「ピンク スパイダー」MVの監督)、楽曲制作はI.N.A.さん(hide with Spread Beaver、hide楽曲の共同プロデューサー)とご一緒することができ、本当に光栄でした。
日常に馴染むデザインにさりげない“hide感”
──hideさんのファッションセンスについてはどう思いますか?
秋元 映像や写真は確かに昔のものなんですけど、hideさんの衣装、私服は今見ても「カッコいいなあ」「おしゃれだなあ」って素直に思います。すごいセンスの持ち主だったんでしょうね。私は普段、黒い服しか着ないんですけど、hideさんの色使いとか素材の選び方とか、今見ても先進的ですごくびっくりします。
──hide × glambのコラボアパレル第2弾にあたる今回は、レザー調のパーカーやタータンチェック柄のカーディガンなど、これまでになかったラグジュアリー感のあるラインナップになっています。撮影時に着てみた感想は?
秋元 こうやって2022年になってまたhideさんのモチーフを落とし込んだ新しいアパレルの商品が世に出るって本当にすごいことですよね。私はhideさんのことがすごく好きですけど、コスプレしたいとは思わないんです。でも同じ物を身に着けたいみたいな憧れはあるので、hideさんの使っていたスカルのピアスをロサンゼルスにあるNecromanceの実店舗まで買いに行きました。私自身コラボで服を作ることがあるのですが、自分で自分の写真がプリントしてある服を着るのは少し抵抗があるのですが、ファンの方には喜んでもらえたりするんです。どこに基準を置いて作るかでデザインも変わっていくのですが、今回のhide × glambのデザインについては、hideさんの写真がいっぱい使われているけれど主張が強くなくて、コスプレにならない。だけどhideさんを身にまとえる、というのがうれしいです。
金子 思い切り顔がプリントしてあるシャツとか、極端なデザインではあるし、hideさんくらいの存在でないと成立しないデザインだと思います。hideさんが亡くなって来年で25年ですが、もう存在自体がそういうフェーズに入ってきている感じもあります。だからこそ、デザイナーさんもこういうTシャツやシャツをデザインできたんだと思いますし。わかりやすさで言えばモッキンバードのギターのデザインだけでも成立するし、本人の写真でもファッションとして成立するのは、hideさんというアイコンが成熟しながら、進化しているからだと思います。
秋元 「ROCKET DIVE」のパーカーをモチーフにしたレザージャケットとか、タータンチェック柄のカーディガンとか、あのモチーフだけを見て「あ、hideさんだ」ってわかるのは本当にすごい。私はLEMONeDのシャカシャカ素材のパーカーとかも持ってるんですけど、街中で普通に着ている人を見かけるんですよね。hideさん好きだから、見つけてしまうのかもですが、ついニヤニヤしちゃいます。今回のラインナップは、さりげなくhideさんを感じられるアイテムが多くて手に取りやすいなと思いました。
──気に入ったアイテムはありましたか?
金子 レザー調のパーカーがよかったですね。ちゃんとhideさんテイストがありながらも日常に馴染みやすい。
秋元 あと写真が全面にプリントされたシャツもよかったです。さっき話したようになかなか写真モノって着にくいことがあるんですけど、さりげなくデザインされているので着やすそう。
撮影用の椅子はレッドシューズから借りました
──ちなみに今日の撮影ではバー・レッドシューズから借りてきたスツールを使い、ピンクのライトを使うことでhideさんへのリスペクトが表現されています。
金子 hideさんがよくいらっしゃっていたバーですよね。ちょうどレッドシューズの本(2代目オーナー・門野久志氏の著書「レッドシューズ40 〜 ロックの迎賓館の40年」)を先日読みまして、hideさんのエピソードがたっぷり出てきてたんですよ。僕もよく行く店で付き合いがあるので、撮影後に椅子がレッドシューズのものだと聞いてうれしかったです。
秋元 hideさんを好きな人たちのこだわりを感じますよね。私はレッドシューズに1、2回だけ行ったことがあります。語り継がれることについては、父(大相撲第58代横綱・千代の富士 貢)が2016年に亡くなったときに私も考えたことがあるんです。だからヒロシさん(hideの実弟、hideオフィシャルマネジメント事務所・ヘッドワックスオーガナイゼーション代表取締役)をはじめ、残された側がどうやってhideさんの作品、功績を残していくのかなって。しかもあれだけのカッコいいことをしていた人のイメージを損なわずに受け継いでいくって本当に難しいと思います。だからこそ、今でもhideさんをリアルに、そしてタイムリーに感じられることにすごく感謝したいです。このレッドシューズのスツール1つにしても、hideさんとの時間を過ごしていた物で、ファン心をくすぐられますよね。粋なことをしてくれて、いちファンとしてうれしいです。
hideの音楽には魂がこもっている
──hideさんの存在はhideさんのスタッフや、愛し続けているファンの力で今も新鮮な魅力を放っていますよね。お二人はなぜその存在が今も風化せずに輝きを放ち続けていると思いますか?
秋元 世代を超えて愛される存在ですよね。私は世代差があるからか、年上の方から「なんで知ってるの? どこが好きなの?」ってよく言われます。でも実際、私よりも年下の世代でもhideさんを好きな子たちがたくさんいるんです。で、以前「なんでhideさんを好きになったの?」って聞いたことがあるんですけど、もともと好きなバンドがいて、その人たちのことを調べていたら「hideさんが好き」という話をしていたから興味を持って、好きになったんですって。「こんなカッコいい人がいたんだ」とあとから気付けるのは、作品が残っているからこそですよね。
金子 よく想像することがあるんです。「もし今もhideさんがいたらどうだったかな。2010年代とかはEDMが流行ってたときに面白がってたかな」とか。これは今だから言えることかも知れないけど、彼があのときにいなくなったことによって起きた影響もたくさんあるのだと思います。とにかく純粋にカッコよかったんですよ。とがっていて、枠にハマらないところが。日本の音楽シーンにおける希望の光みたいな存在だなと今でも思っています。
秋元 うん。言い方がとても難しいんですが、「あのときに旅立ったから」というのはあると思います。もちろん、全盛期で、これからというときだったでしょうから、悔やまれることではあります。でも年齢を重ねないまま、時間が止まっているから、いつまでもカッコいいのかな。当時のhideさんはその先もやりたいことがたくさんあったと思いますし、実際にその姿を見たかったという気持ちもあります。でも今を生きる人たちがhideさんの作品に共感したり、励まされたりするのは、素晴らしい音楽が残っているからこそですよね。音楽に魂がこもっているというか。
金子 自由で素直だったから、今も風化してないと言えるんじゃないでしょうか。彼の音楽活動の母体となるX JAPANというバンドがありつつ、ソロでもやりたいと思うことにまっすぐ情熱を注いでいた。彼自身のその創作活動のすべてに嘘がないから、今も輝き続けているんだろうなって思います。
──つまりロックシーンにおける、ジャンルの融合の起点にもなり得る存在だったと。
金子 本当に常々「hideさんってすごいな」と思います。hideさんの遺した音楽、存在は今でも日本のロックシーンにおける希望だと思います。